足回りのカスタマイズ

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フロントの足回り

ストラット
定番の他車種流用が可能です。
よく使われるのはR30、R31スカイラインやS130フェアレディZのストラットでしょうか。

ただ、R30のものはハブの角度が良くないらしいです。ワタシもはじめはDR30のストラットを使用していましたがキャンバー角が若干ポジになっていたのでピロアッパーで調整していました。
その後S130のほうがいいよ、という話を聞いたので、現在ではS130を使用しています。しかしS130のストラットはスプリングシートが大きくスプリングシートがストラットタワーに接触 するので車高調ベースにするのがいいでしょう。
R31のストラットだとブレーキディスクがハブの上からかぶせるタイプになるのでその後のブレーキ強化に都合がいいのではないでしょうか。

このストラット流用もR30にせよS130にせよ解体屋で見かけることがほとんどなくなり入手が困難になってしまったのが難点ですね。

ブレーキ
いずれのストラットを使ってもブレーキは大径ベンチディスクになるのでストッピングパワーもアップします。なにせSSS以外は4輪ドラムですからねぇ。
ただ、この際4輪ドラムのクルマでブレーキマスターシリンダがシングルの場合はSSS用などのタンデムマスターに変更、加えてタンデムマスターでもブレーキパイプ接合部の中にあるチェックバルブをフロントはディスク用、リアはドラム用に変更しないとディスクとドラムでは油圧のかかり方が違うので非常に危険です。
ブレーキマスターをシングルからタンデムに変更する場合はエンジンルーム内のブレーキパイピングを交換しなくてはいけませんが、エンジンが載った状態では知恵の輪状態で結構面倒です。
ブレーキ周りを触るときはくれぐれも慎重に行ってください。

フロントサス
ノーマル形状の場合市販のものが数種類あるので入手に困ることはないでしょう。
ストラットを車高調にすれば直巻バネになるのでそれこそサスは選び放題です。。

ショック
シェルケース別体式なのでこれまた流用も含め選び放題です。
もちろん510用として市販もされていますが、ストラットの流用を行ったり車高を大きく変える場合、ストロークを確保しつつストラット全長を調整するのに適度な長さのショックを流用したりします。
よく流用されるのが種類も豊富で入手の容易なハチロク用のショートストロークやAE92用などでしょうか。
トヨタ車のショックを流用する場合はアッパーマウント側の取り付けナットのピッチが違っているので要注意!

流用する場合ショックのケースがノーマルより長いのは困りものですが、短い場合はスペーサを作って入れたりシェルケースを短縮加工すること で長さを調節します。この際、ストラットをカットするほうがいいのかショックにスペーサをかますべきなのかは使用するパーツによっても変わりますし、希望の車高によっても変わってくるので一概にどうすればいいということはありません。
ただストラットをカットしすぎると取り付けたらととんでもない車高短になって取り返しがつかなくなるのでご注意を…
ちなみに現在ワタシはTRDのAE92用を使用してショックの下にスペーサを入れています。

 

 
よく流用されるストラット
箱スカ 入手困難、ブレーキプア
S130Z ハブ薄い、ベンチディスク
R30スカイライン キャンバー角要調整
R31スカイライン 入手は比較的容易

S130流用の足回り

リアの足回り

サス
セダン・クーペはコイルスプリングですが、バンのリアはリジッドアクスルで、サスはリーフスプリングです。
ワタシの510はバンなので独立懸架のことはよくわかりません(笑)が、510用のサスがメーカーやショップから発売されているので入手に困ることはないでしょう。

リーフに関しては組換えひっくり返しなどの技を駆使して好みに仕上げる場合が多いようです。
が、ワタシは面倒なのでロワリングブロックを入れてます。ただ、Uボルトのサイズが一般的なダットラ用とサニトラ用の中間的なサイズで市販されておりません。ワタシはボルト屋さんで作ってもらいました。
ちなみにリーフを1枚抜くと簡単に車高が下がりますが、乗り心地は劣悪です。とてもお勧めできません(経験済み)。

510のリーフはSR(フェアレディ)のものと長さは同じらしいのですが、リアの取り付けブッシュが違うらしいです。SRの強化リーフを使うにはシャックル交換か、リーフ組み替えなどが必要なようです。

ショック
セダン、バンともサスとは別についてますので上下の取り付け方法さえ同じなら、好みの長さ・減衰力のものを入れればよいでしょう。
リアもハチロク用を流用したりすることが多いようです。

リアの車高は、セダンではタイヤが大きくフェンダーに隠れて思いっきりハの字をかくほど低くしている人もいるようですが(これがまたカッコいい!)、バンではいくら下げてもハの字はかきません(当たり前!)し、タイヤハウスが小さく、フロアも低いためあまり下げられないみたいです。
車高を落とす場合は3箇所あるバンプラバーをカットしないと必ず当たってこれまた乗り心地が劣悪になります。1.5インチダウンでもかなりカットしないと当たってしまいます。

 

 

ホイール

種類も豊富で好みも大きく分かれるホイールですが、できるだけ太く、できるだけツライチにというのは

フロントホイール
S130ストラットを入れたワタシの510ではワタナベのときはの6.5J−14 Bタイプ(OFF +14.5)を10mmのスペーサを入れて履いていました。その状態が右写真(上)です。
今はロンシャンの6.5J−14 Aタイプ(OFF +8)で、スペーサーなしで丁度いい感じです。7Jも入ると思いますが、キャンバー付けないと厳しいでしょう。
ノーマルストラットでは6J−14Bしか履けないかも…S130ストラットはハブが薄いのでホイールの自由が利いて良いですよ!

リア
セダンはいくつまで入るのかわかりませんが、バンではワタシが現在履いている7J−14 OFF ±0がでミミ折りなしの限界に近いのでは(右写真下)。フェンダーの耳を折れば7.5Jでもイケるかも。
ちなみにタイヤは7J-14±0で185/60を履いていますが、うっすらタイヤがフェンダーにこすれる感じです。

 

ワタナベ サイズ表
6.0J−14A  
6.0J−14B  
6.5J−14A OFF +9.5
6.5J−14B OFF +14.5
7.0J−14A OFF +3
7.0J−14B OFF +8
   

※ OFFはオフセットのことです

 

ホイールいろいろ

Front 6.5J

Front : 6.5J+14.5
 

Rear 7J

VAN Rear : 7J+8

   

 



 
 

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