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最近は改造車にやさしい検査制度になってかなり好き勝手にやっても検査に通ってしまうようになりました。 ワタシのクルマ(初年度登録昭和46年2月)ならばここまで通る
ほかにこんなのはどうなの?という質問があればわかる範囲でお答えします。 改造自動車の届出(改造申請)について※注意※ 申請の流れ 今は昔に比べて申請不要な改造範囲が広がったり、510は今のクルマに比べて規制がゆるかったりして改造申請があまり必要なくなってきましたが、それでもエンジンスワップや用途変更などではやはり改造申請が必要です。 申請書類 さて実際に改造申請をしようとして問題となるのがどのような書類が必要で、何をどうやって書けばいいのかと言うところに尽きると思います。これは事前に陸運支局へ出向き、改造内容が車検に通るのか、必要な書類は何か、またその書き方は、といったところを相談したほうがその後の手続きがスムーズに進むでしょう。このときあらかじめ電話で用件を伝え、アポを取りましょう!検査官の方々は通常検査業務で忙しいですからね。
1号様式 1号様式は申請書類の表紙となるもので、上半分が住所氏名を書く欄で下半分が改造自動車等届出書となっており、改造内容等を記入するようになっています。 2号様式 2号様式は「改造自動車等審査結果通知書」となるもので、主要諸元比較表と改造概要説明書からなっています。 〔I〕改造車の重量および重心位置と〔II〕保安基準主要条項の吟味 画像〔I〕 画像〔II〕 〔I〕改造車の重量および重心位置は自動車本体と乗員、そして改造に関わって追加した部品等の加重とモーメントを求めるための表となっています。
そしてこの表から改造車の車両総重量と前後輪の分担荷重を求めます。 改造車外観図 これも決まったフォーマットはありません。整備書などにある三面図(四面図)を引用して標準車と改造車の外観寸法の違いがわかるような書類を作ればよいでしょう。 改造概要詳細図 これは決まったフォーマットはなく、改造した部分の詳細がわかるような図解入りの説明文を添付します。図は写真でも手描きでもよく、交換した部品の取り付け方法がよくわかるような図が求められます。 その他必要な資料 改造の箇所によって
必要な書類は変わってきます(1号様式の裏に書いてある)が、よく目にするのが強度検討書というものでしょう。有名なのはエンジン換装に伴って必要になるプロペラシャフトの強度検討書などがありますね。
審査に通る書類というのは検査官が納得する書類と言うことです(もちろん明らかに保安基準を逸脱するものは論外ですよ)。ということでスムーズな書類審査のためには検査官に求められているものが何かを知るために上にも書いたように素人が公認車検に挑むにはしっかりと検査官と相談をしながら丁寧な書類作りを進めるのが合格への近道でしょう。
構造装置の軽微な変更時の取扱いについて使用過程における自動車について、軽微な変更となる自動車部品の取り付けについては、構造等変更に係わる諸手続きを簡素化し、平成7年11月22日から実施しました。 |
項目 種別 |
長さ | 幅 | 高さ | 車両重量 |
小型自動車 軽自動車 |
±3cm | ±2cm | ±4cm | ±50kg |
普通自動車 大型特殊自動車 |
±3cm | ±2cm | ±4cm | ±100kg |
2. 指定する自動車部品(以下「指定部品」という。)を溶接またはリベット以外の取り付け方法により装着した場合
が該当し、この場合には、諸手続きが不要となります。
なお、これらの軽微な変更となる自動車部品を装着した状態においても、道路運送車両の保安基準に適合していることが必要であり、これはユーザーの責任において管理していただくこととなります。
また、新規検査又は予備検査においては、検査時の状態で自動車の諸元を決定する従来どおりの取扱いとなります。
○ 機能的部品 | ○ アクセサリー的部品 |
身体障害者用操作装置 エア・バッグ けん引用トレーラ・ヒッチ ショック・アブソーバ ストラット式ショック・アブソーバ マフラー、排気管 タイヤ、タイヤ・ホイール 等 |
ルーフ・ラック、キャリア エア・スポイラ、エア・ダム グリル・ガード、ドア・プロテクタ オーディオ類、ナビゲーションシステム アンテナ、ラダー、トウバー 等 |
項 目 |
乗用車 | 小型貨物 | |
運転席 | シートベルト | S44/04/01 (1種) S50/04/01 (2種) S62/03/01 (2種ELR) ※ |
S44/04/01 (1種) S50/04/01 (2種) S63/03/01 (2種ELR) ※ |
ヘッドレスト | S44/04/01 | S45/04/01 | |
助手席 | シートベルト | S48/12/01 (1種) S50/04/01 (2種) S62/03/01 (2種ELR) ※ |
S48/12/01 (1種) S50/04/01 (2種) S62/03/01 (2種ELR) ※ |
ヘッドレスト | S48/12/01 | S48/12/01 | |
前席中央 | シートベルト | S62/03/01 (1種) ※ | S62/09/01 (1種) ※ |
後席窓側 | シートベルト | S50/04/01 (1種) | S50/04/01 (1種) |
後席中央 | シートベルト | S62/03/01 (1種) ※ | S62/09/01 (1種) ※ |
ベルト取付装置 | S44/04/01 | S50/04/01 | |
シート等の取付強度 | S50/12/01 | (乗用車のみ) | |
シート後面衝撃吸収 | S50/12/01 | (乗用車のみ) | |
衝撃吸収ハンドル | S48/10/01 | (乗用車のみ) | |
施錠装置 | S48/12/01 | (乗用車のみ) | |
燃料もれ防止 | S50/12/01 | S62/09/01 (2.8t以下) | |
インパネ衝撃吸収 | S50/04/01 | (乗用車のみ) | |
ドア開放防止(特殊ドア除く) | S50/12/01 | S50/12/01 | |
前面合せガラス | S62/03/01 ※ | S62/09/01 ※ | |
近接排気騒音 | S46/04/01 〜103dB | S46/04/01 〜107dB | |
室内後写鏡 | S50/12/01 | S50/12/01 | |
サンバイザー | S50/04/01 | S50/04/01 |
※ 輸入車にあっては「S62/03/01」及び「S62/03/01」をS63/04/01に読み替える。
シートベルト等の項目は横向き座席、仕業点検をする場合に取り外しを必要とする座席を除く。
乗用車においては、折り畳み式座席は適用される。