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最近やたら増えてきたHID(キセノン)ヘッドライトですが、以前から興味はあったもののまだまだキットは高価で高嶺の花の存在でした。しかし偶然日産純正のHID一式が安く手に入ったのでロービームをHID化してみました。 HIDシステムはバラストという昇圧安定器(インバータとイグナイタに分かれているものもある)とHIDバルブ(バーナー)がワンセットとなっています。
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バラスト
HIDバルブ(バーナー)の加工 まずH4の台座ですが、これはH4バルブを分解して利用します。といってもこの台座はハンダで付いているだけなのでガスバーナーなんかであぶってやれば簡単に外すことができます(図1)。 バーナーはセラミックチューブが下向きになるように取り付けるのですが、H4の台座は下側が平らになっているので、バーナーのセラミックチューブ側の台座部分を削っておきます。またバーナーの台座部分の上面に小さな突起が2つあるのでこれも削って平らにしておきました。 次にバーナーの遮光を行います。H4バルブのロービーム側は下向きに光が出ないようにバルブ内部で遮光されているので、この加工も必須です。でないと常にハイビーム状態になり、パッシングされまくるのがオチです。ワタシはこの遮光板をWeb上で販売されている遮光キット等を参考に薄いステンレスで作成しました。 このHIDバルブですが、使用するヘッドライトによっては先端がガラス面に当たるかもしれません。ワタシが使用したマーシャルのロービームはガラス面が丸いタイプでしたので何とか当たらずにすみました。(その後交換したシビエSuper4でも大丈夫です)
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以上でバルブ側の加工が終わり、あとはクルマに取り付けるだけなのですが、ここでも多少頭を悩ませました。何に困ったかといいますと、まずバラストをどこに取り付けるか、そして配線をどうするかという部分です。
バラストの設置
配線
そしていよいよ点灯!ハロゲンと比べ、どれぐらい変化があったのかを比較してみます。
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ちなみにH4のバルブはボッシュのリアルホワイトで、標準のH4バルブよりは白っぽい光を照射するのですが、こうやって比較すると光量も光の色も全然違うのがよくわかると思います。 旧車にHIDなんて…という考えをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、この改造はハロゲンの現行車にも応用ができるので参考になれば幸いです。 |
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